絶望の黒い絵の具
絶望の黒い絵の具
絶望の黒い絵の具
その、『はじまり』はきっと……、たった1滴の『黒い絵の具』だったのだろう。


白紙の未来を、黒く染める、絶望の絵の具。
人間の、弱い心にとりついて、バッドエナジーを吸収する黒い絵の具。
今となっては、誰が作ったのかもわからない……。


悩んでいる人、困っている人、
そんな人々の弱い心にとりついて、心を醜く変えていく。
そして、いっぱいのバッドエナジーを出させて、取り込んでいく。
いつの間にか『黒い絵の具』に操られ、醜い心をまき散らして歪んでいく。
最後は、身も心も黒く染まって『黒い絵の具』そのものになってしまう……。



『絶望の黒い絵の具』
……それは、ひとつの家族を、黒い絵の具に変えた。
……そして、ひとつの街を、ひとつの国を、ひとつの世界を……

数え切れないほどの人や生き物、その絶望を吸収して大きくなっていく絵の具。
町を、国を、世界を吸収するたびに大きくなっていく絵の具。


ビルのように大きな絵の具は『皇帝ピエーロ』
山のように大きな絵の具は 『絶望の巨人』
そして、『絶望の絵の具』は、星よりも大きくなった。


どれだけの世界の絶望を食らったのか?
どれだけの人を絵の具に変えたのか?


もう、誰にも分からない……。
たった1滴の『絶望の黒い絵の具』









スマイルの47話を見ていて、こんな物語を思いつきました。
本当かどうかと言えば、多分、違うんでしょうけどw

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